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ICL手術でも使われる「笑気麻酔」は体に悪い?安全?副作用はある?

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、角膜を数ミリ切開して小さなレンズを埋め込むことで近視をはじめとする屈折異常を矯正することができる手術です。

手術時間は両眼で20分ほどと短く、痛みもほとんど感じない手術ですが「手術が怖くて緊張してしまいそう」「手術や痛みへの不安感が強い」という方も多いと思います。

ICL手術を行っている眼科やクリニックの中には「笑気麻酔」を導入しているところも数多くあります。

今回は、ICL手術でも用いられることの多い「笑気麻酔」について詳しく解説したいと思います。

この記事でわかること

  • 笑気麻酔とは何か
  • 笑気麻酔の安全性について
  • 笑気麻酔の副作用について
  • 笑気麻酔を導入しているオススメの眼科

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「笑気麻酔」とは?

笑気麻酔は、笑気という気体を鼻から吸い込み、鎮静・睡眠・鎮痛の作用によってリラックス状態にすることで痛みや不安を感じにくくする吸入麻酔の一種です。

眼科などのホームページでは「低濃度笑気麻酔」と表記されていることもあります。

ICL手術は痛みがほとんどなく手術時間も20分程度と短いため、通常は点眼麻酔のみで行われますが、恐怖心・緊張感・不安感が強いと、気分が悪くなったり血圧が上昇してしまい、手術に支障をきたすおそれがあるため、痛みに弱い方や手術への不安が強い方などにおすすめされることが多いです。

笑気麻酔を吸うことでリラックスした状態で手術に臨むことができ、手術へのストレスを緩和することができます。

笑気麻酔には健康保険が適用されるため、笑気麻酔を導入している眼科やクリニックも増えてきました。
保険適用すると800円〜1000円程度で済むのでコスト面での負担も少ない麻酔です。

笑気麻酔は体に悪い?安全性は?

笑気麻酔 安全性

「手術が怖いから笑気麻酔を希望したいけど、体への影響や安全面が気になる」という方も多いですよね。

結論から先に申し上げますと、笑気麻酔は安全性の高い吸入麻酔です。

笑気麻酔の正体は「笑気ガス」というもので、20〜30%の亜酸化窒素と70〜80%の高濃度酸素を混ぜて作られており、吸い込むとほのかに甘い香りがします。

薬剤の多くは肝臓で分解されるため薬理作用への注意が必要となりますが、笑気は体内でほとんど分解されないため、呼吸器や循環器、肝臓にほとんど影響を与えません。
肺や心臓に障害を持つ方も安全に使用することができます。

また、笑気麻酔は吸入後速やかに効果が表れ、吸入を中止すれば直ちに排泄されるという性質を持っています。
吸入後体に残ることなく体外にすぐに排出されるため、副作用などの心配はほとんどありません。
(非常に稀なケースとして吐き気や四肢のだるさを感じることがあります。)

歯科治療などで小さなお子さんに使用されることも多く、極めて安全性の高い麻酔と言えます。

笑気麻酔を吸うとどんな感じ?

笑気麻酔は、軽い鎮静作用、鎮痛作用、睡眠作用があります。

効きやすさには個人差がありますが、笑気麻酔を鼻から吸うと、体がポカポカと温かくなったり、フワフワしたりと、ほろ酔いのような気持ちの良い感覚になります。

鎮痛作用により、痛みはほとんど感じなくなります。

不安や緊張がなくなり、リラックス状態になるため、手術中の不安感や恐怖感が和らぎます。
ウトウトと眠りにつきたくなるような気持ち良さがありますが、軽い睡眠作用のため強い眠気は起こらず、入眠することはありません。
意識はあるので、手術中の呼びかけにも対応することができます。

吸入中止後数分で意識がはっきりとするため、術後に長時間安静にする必要などはなく、すぐに帰宅することができます。

笑気麻酔の流れ

ICL手術における笑気麻酔は一般的に以下のような流れで行います。

  1. 手術台に横になり、吸入装置に繋がれたチューブを鼻に装着する
  2. ゆっくりと鼻呼吸をして笑気を吸入する(5分程度で効果が表れます)
  3. 笑気を吸入した状態で手術開始
  4. 終了後、笑気麻酔のチューブを外す
  5. 吸入中止後、すぐに意識がはっきりとしてくる
  6. すぐに排出されるため、術後診察が終わり次第帰宅可能

笑気麻酔がオススメの方

笑気麻酔は以下のような方にオススメです。

⚫︎手術に対して強い不安がある方

手術に対して強い不安感や恐怖感がある方は、手術中に緊張してしまい、血圧の上昇や過呼吸などを発症するリスクがあります。
笑気麻酔でこれらの精神的な負担を軽くすることによって安全に手術に臨むことができます。

⚫︎痛みに敏感な方

ICL手術は痛みの少ない手術であり、一般的に点眼麻酔で十分とされていますが、痛みの感じ方には個人差がありますので、痛みに敏感な方は笑気麻酔がオススメです。
笑気麻酔には「鎮静作用」があるため、痛みを軽減する効果があります。

笑気麻酔が向いていない方

上記のように不安感や緊張感が強い方、痛みに敏感な方は笑気麻酔を使うことをオススメしますが、以下の場合は適応外と判断される可能性が高いです。

  • アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている方(鼻から吸入するため)
  • 体内に閉鎖腔のある病気をお持ちの方(中耳炎、腸閉塞、気胸など)
  • 喘息などの呼吸器疾患がある方
  • 妊娠初期、授乳中の方
上記の他にも持病のある方は事前に必ず申し出て医師の判断を仰いでください。

ICL手術で笑気麻酔を導入しているオススメの眼科・クリニック

笑気麻酔はICL手術でも用いられることが多い吸入麻酔です。
ICL手術を行っている眼科やクリニックのホームページに「ご希望の方には笑気麻酔をご用意しています」などと記載されていることも多いので、目にしたことがある方もいるでしょう。
手術への不安感が強い方は、診察の際に相談するようにしてみてくださいね。

ここからはICL手術で笑気麻酔を導入している全国のオススメの眼科・クリニックをご紹介します。

クリニック名

エリア

公式サイトのリンク

先進会眼科 東京都 先進会眼科
南青山アイクリニック東京 東京都 南青山アイクリニック東京
冨田実アイクリニック銀座 東京都 冨田実アイクリニック銀座
スカイビル眼科 神奈川県 スカイビル眼科
中京眼科 愛知県 中京眼科
北名古屋眼科 愛知県 北名古屋眼科
フジモト眼科 大阪府 フジモト眼科
よしだ眼科クリニック 大阪府 よしだ眼科クリニック
むさしドリーム眼科 大阪府 むさしドリーム眼科
森井眼科クリニック 兵庫県 森井眼科クリニック
眼科鍋島医院 福岡県 眼科鍋島医院
眼科こがクリニック 熊本県 眼科こがクリニック

また、当サイトでは各エリアごとにおすすめの眼科・クリニックを厳選してご紹介しています。
こちらもぜひご活用くださいね。

↓↓↓↓

<<エリア別おすすめ眼科・クリニック>>

◆ 北海道 ◆ 東北地方 ◆ 宮城 ◆ 関東地方 ◆ 東京 ◆ 神奈川

◆ 北陸地方 ◆ 東海地方 ◆ 名古屋 ◆ 関西地方 ◆ 大阪 ◆ 京都

◆ 四国地方 ◆ 岡山 ◆ 広島 ◆ 山口 ◆ 九州 ◆ 福岡 ◆ 沖縄

まとめ

今回は、ICL手術で用いられることの多い「笑気麻酔」の安全性や副作用の有無などについて解説しました。
ICL手術への恐怖感や不安が強い方は、笑気麻酔に対応してくれる眼科・クリニックを選ぶのがオススメです。

ICL手術の流れや安全性について気になる方は以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね。
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【眼科医監修】ICL・眼内コンタクトレンズとは?治療のメリット・デメリットや費用について徹底解説!

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