手術時間が短いため患者さんへの負担が少なく、安全性も高いと評価されているICL手術ですが、内眼手術である以上、感染症等のリスクは0ではありません。
トラブルが起きないよう、術後は日常生活においてもあらゆる点に注意して過ごす必要があります。
術後の制限の中でも特に気になるのが「入浴」についてですよね。
この記事でわかること
- ICL手術後いつからシャワーや入浴ができるのか
- ICL手術後いつからサウナや温泉に行ってもいいのか
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ICL手術後のシャワーや入浴はいつからOK?
ICL手術は角膜を数ミリ切開し、そこから眼内レンズを挿入することで屈折異常を矯正する手術です。
ICL手術は安全性の高さが評価されており、感染症が起きることは非常に稀ですが、手術の傷口が塞がっていないデリケートな状態の眼に水が入ったりすると感染症が生じるリスクが高まります。
首から下のシャワーは手術翌日から、入浴(浴槽に浸かる)は術後1週間から可能です。
目に水が入らないように十分注意すれば当日よりシャワーを浴びても良いと判断するクリニックもあります。
洗顔、洗髪は目に水が入ってしまう可能性が高いので、手術の翌々日〜4日後あたりまで避けるようにしてください。
夏は特に汗をかきやすく、シャワーを浴びたい、髪を洗いたいと感じるかもしれませんが、感染症等のリスクを最小限に抑えるためにもこうした制限が設けられています。目の回復を第一に考え、医師の指示を守って過ごすようにしてくださいね。
また、手術当日はアイメイクをしてこないよう指示があることが多いですが、ベースメイクはOKとしているクリニックもあります。
しかし、手術当日はメイク落としシートなどは使用できるものの、クレンジングや洗顔をすることができませんので、最低限のメイクか極力ノーメイクで手術に臨むことをオススメします。
まつ毛エクステもしてこないよう事前に説明があると思いますが、特に説明がない場合でも目の周辺の衛生面を考えるとつけない方が良いでしょう。
ICL手術後にサウナや温泉に行っても大丈夫?
サウナや温泉、銭湯などの入浴施設は不特定多数の方が利用しますし、温泉や銭湯の湯は水道水ほど綺麗ではないため、感染症のリスクがより高いです。
サウナや温泉などは手術後1か月は避けた方がいいでしょう。
特にサウナはたくさん汗をかくため、万一目の中に汗が入ったりするとトラブルになりかねません。
ICL手術後の目は傷口がある非常にデリケートな状態です。
無事に手術が終わったからといって油断せず、トラブルが起きないよう、術後も医師の指示をしっかりと守って過ごしてくださいね。
シャワー (首から下) |
当日 or 翌日 |
洗髪・洗顔 |
翌々日〜4日後 |
入浴 |
一週間後 |
サウナ・温泉・銭湯 |
一ヶ月後 |
まとめ
今回は、ICL手術後はいつからシャワーや入浴がOKなのか、また、サウナや温泉に行っても大丈夫なのか、について解説いたしました。
ICL手術後、首から下のシャワーであれば翌日、湯船に浸かるのは1週間後から可能です。
サウナや温泉などの入浴施設は術後1ヶ月は避けましょう。
趣味でサウナ通いをしているという方も多いと思いますが、大切な目の手術ですので、術後一定期間は制限がある点を理解しておきましょう。
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