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ICL手術は最短何日で受けられる?ICL手術を受けるまでのスケジュールをご紹介!

メガネやコンタクトレンズの煩わしさから解放され、裸眼で快適に過ごすことができるようになるICL手術。
メンテナンス不要で、半永久的に良好な視力が維持できると期待される屈折矯正治療です。

手術の所要時間は両眼で20分程度と短く、日帰り手術が可能で入院不要なことから受けやすい手術というイメージがあると思いますが、実際は複数回にわたって検査を受けたり、レンズが届くのを待つ期間が必要となる場合が多く、手術を受けるまでにそれなりに日数がかかることも知っておく必要があります。

今回は「少しでも早く裸眼で過ごす快適な生活を手に入れたい!」という方のために、ICL手術は最短何日で受けることができるのか、カウンセリング、検査、手術までのスケジュールを詳しくご紹介します。

この記事でわかること

  • ICL手術は最短何日で受けられるのか
  • ICL手術を受けるまでのスケジュール

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ICL手術は最短何日で受けられる?

icl手術 最短

ICL手術は受けるまでに2〜4ヶ月ほどかかるのが一般的で、早くても1ヶ月半はかかります。
レンズの在庫があるクリニックの場合は最短14日ほどで手術が受けられることもあります。

ICL手術はSTAAR社によってライセンスを付与されたICL認定医にしか行えない手術であるため、手術に対応できるクリニックや医師が限られています。

近年、ICL手術の需要の高まりに伴い、ICL認定医の人数やICL手術に対応できるクリニックも増加しているものの、いつでもすぐに手術を受けられるというわけではありません。
検査やカウンセリングの予約はすぐ取れても、手術までの待機時間が長いという可能性があります。

また、ICL手術は一人一人に合った最適な度数のICLレンズを用いる必要があるため、国内にレンズの在庫がある場合で1週間程度、海外に発注する場合は2〜3ヶ月程度かかることがあります。

このようにICL手術は受けるまでに予想以上に時間がかかる可能性があり、なるべく早いうちに手術を受けたいという方は早めに検査・カウンセリングを受け、手術日を予約することをおすすめします。

また、先ほどお話ししたようにレンズの在庫がない場合は発注してから2〜3ヶ月かかることがあります。あらかじめICLレンズの在庫を豊富に保有している眼科やクリニックを選べば手術までの日数が短縮できるかもしれません。

ICL手術を受けるまでのスケジュール

icl手術 最短

ICL手術を受けるには下記のような段階を踏む必要があります。

  1. 適応検査
  2. カウンセリング
  3. コンタクトレンズの装用中止
  4. 術前検査
  5. 点眼
  6. 手術当日
  7. 術後検診

それぞれの内容について見ていきましょう。

適応検査

ひとまとめに「検査」と表現されがちですが、厳密にはこの「適応検査」と後に紹介する「術前検査」(詳細検査と呼ぶところもあります)の2つを受ける必要があります。

適応検査はICL手術を受けることができるかどうかを判断するための検査です。
レーシックで適応外とされた強度近視の方や角膜が薄い方も受けることが可能なICL手術ですが、白内障や緑内障などの目の病気がある方や、眼内レンズを挿入するためのスペース(=前房)が狭い方など、ICL手術を受けることができない方もいます。

適応検査ではそういった目の病気がないか、ICL手術が可能かどうか目の状態を確認します。

眼科やクリニックによっては適応検査を受ける前に一定期間コンタクトレンズを外す期間を設けていれば術前検査を同日に行うことも可能な場合があります。

カウンセリング

一人ひとりの適応検査のデータをもとに、希望する見え方やライフスタイルを相談するなど手術に向けてカウンセリングを行います。
検査で適応と判断された方はカウンセリングの際に手術日の予約を行います。
カウンセリングは適応検査や術前検査と同日に受けることも可能です。

コンタクトレンズの使用を休止する

コンタクトレンズを装着していると角膜の形状がわずかに変化し、一時的に眼球が変形している状態になります。
コンタクトレンズ使用期間は角膜の正確な形状が測定できず、検査結果に影響が出る可能性があるため、術後の見え方の不良を防ぐためにも一定期間コンタクトレンズの使用を休止する必要があります。

コンタクトレンズの使用休止期間はメガネを着用するなどして対応するようにしましょう。

⚫︎コンタクトレンズの使用休止期間の一例

  • ハードコンタクトレンズ・・・術前検査の3週間前から
  • ソフトコンタクトレンズ・・・術前検査の1週間前から
  • ソフトコンタクトレンズ(乱視用)・・・術前検査の2週間前から

適応検査を受ける前にコンタクトレンズの使用を休止してから来院するよう指示される場合と、適応検査を受けた後、術前検査を行う前に休止して来院するよう指示がある場合があり、担当医師によって指示が異なることがあります。

また、コンタクトレンズの使用を休止する期間の長さも手術を受ける眼科・クリニックによって異なるため、必ず手術を担当する眼科医の指示に従って対応するようにしてください。

術前検査

術前検査では10種類以上の検査を受けるため、合計1時間半〜2時間ほど時間がかかります。

カウンセリングや適応検査と同日に受けることが可能なクリニックもありますが、手術日とは別日である必要があります。

術前検査と手術を同日にすることができない理由としては、感染症予防のための抗生物質の点眼を行う期間が3〜4日ほど必要となるためです。

また、術前検査の結果によってはレンズの在庫がなく、個別にオーダーが必要となる場合もあるため、術前検査を終えてすぐに手術、というわけにはいきません。

術前検査では視力や目の形状を調べる検査をはじめ、近視や乱視の度数に変化がないかを最終確認します。
ICL手術は眼内に入れるレンズの度数を選定することが非常に重要です。
最適な度数のレンズでないと術後の見え方が不良となり、レンズ入れ替えなどの再手術が必要になることもあるためです。

日にちをあけて術前検査を複数回行い、近視や乱視の度数に変化がないかを確認するなど、より慎重にレンズの選定を行うクリニックもあります。

抗生物質の点眼

感染症を予防するため、手術の3〜4日前から1日3、4回抗生物質の点眼をします。
抗生物質の点眼をしておくことで感染症を予防することにつながりますので、医師の指示に従い欠かさず点眼を行うようにしてください。

手術当日

手術当日は入院の必要はなく、手術時間は両眼10〜20分程度です。

icl 白内障手術 違い

 

目薬タイプの点眼麻酔を行い、角膜を3㎜ほど切開して筒状に折りたたまれたICLレンズを挿入します。
レンズは眼内でゆっくりと広がり、自然に固定されます。

定期検診

翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と定期的に検診があります。
術後1年以降も年に一度は受診するようにしましょう。

術後の視力が安定しているかどうかや、感染症などのトラブルが生じていないかを確認するため、不調が出ていなくとも自己判断せず、必ず頻度を守って通院するようにしてください。

検査の内容や手術の流れについてより詳しく知りたいという方は以下の記事もぜひご一読ください。
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ICL手術を受けるまでの流れを解説!どんな検査をするの?検査は痛くない?

まとめ

今回は、ICL手術を最短何日で受けることができるのか、また、カウンセリングから検査、手術までのスケジュールをご紹介いたしました。
手術まで最短でも1ヶ月半、一般的に2〜4ヶ月ほどかかります。
レンズの在庫がある場合、最短2週間ほどで手術可能なクリニックもあります。

多忙な方も多いと思いますが、ICL手術は大切な目の手術であり、挿入するレンズは半永久的に使用できるものです。
ご自身の視力や目の状態を正しく測定し、術後の良好な視力を得るためにも、必要であれば検査を何回も行ったり、手術まで体調や目のコンディションを整えたりすることを優先した方が良いでしょう。

今回ご紹介したICL手術の流れを念頭に置いた上で、余裕を持って手術までのスケジュールを組んでみてくださいね。

ICL手術のメリット・デメリットやレーシックとの違い、合併症等のリスクについても知っておきたいという方は、以下の記事に詳しくまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください!
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【眼科医監修】ICL・眼内コンタクトレンズとは?治療のメリット・デメリットや費用について徹底解説!

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