ICL手術前はまつ毛エクステNG？アイメイクやマツエク、まつ毛パーマはいつからOK？

2024年11月13日

2014年に厚生労働省からSTAAR Surgical社製レンズが認可され、日本国内でも年々症例数が増加傾向にあるICL手術。近年注目されている屈折矯正治療です。

ICL手術は安全性の高い手術ですが、手術である以上、感染症などのリスクはあります。
手術前後はそうしたリスクを最小限にするため、日常生活などに一定の制限があります。

女性は特にICL手術後のまつ毛エクステやまつ毛パーマなど、美容に関する制限について気になっている方が多いと思います。

そこで今回は、ICL手術前後のまつ毛エクステやまつ毛パーマに関する制限について解説します。術後いつから可能なのかについても紹介していますので参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

<< 当サイトの記事はすべて眼科医が監修しております >>

ICL手術前のまつ毛エクステやまつ毛パーマはNG？

結論から言うと、ICL手術前にまつ毛エクステをつけるのは避けた方がいいです。

まつ毛エクステは感染症のリスクを高める可能性があるため、少なくとも3日前の点眼開始時までには外すよう指示されることが多いです。

クリニックによっては手術当日にまつ毛エクステをしていてもOKとしているところもありますが、手術時にまつ毛にテープを貼って止める場合があるので、どのみちまつ毛エクステが取れてしまう可能性が高いです。
そのため手術前はまつ毛エクステをしない方が賢明と言えます。

ちなみに、ICL手術前はネイルも外さないといけません。
体に十分な酸素が供給されているかどうか測るための機器を爪に取り付けるためです。
手術中の酸素飽和度測定の妨げになるので、手術前日までにマニキュア、ジェルネイル、チップなど爪に付けているものは外すようにしましょう。

まつ毛パーマはICL手術の一週間前までであればOKとしているところが多いです。

術後1週間は目元のメイクができないため、(身だしなみの面で)まつ毛パーマをしておくのがオススメという女性の体験談がよくみられますが、まずは事前に医師と相談するようにしてくださいね。

icl まつ毛エクステ

ICL手術後、スキンケアは当日、ベースメイクは翌日から、アイメイク(アイシャドウ、アイライン、マスカラ等)は1週間後からOKになります。
まつ毛を持ち上げるビューラーも術後1週間ほどで使用できるようになります。

医師によってはベースメイクも術後1週間までNGとする場合があります。
翌日からOKが出た場合でも、パウダー系のファンデーションは粉が舞い目に入る可能性があるため、リキッドタイプの方がオススメです。

仕事などで外出しなければならない方はノーメイクで過ごすのは難しいかもしれませんが、医師からOKが出るまでは自己判断でメイクを再開しないよう注意してください。

また、メイクがOKの時期になっても、傷口がしっかりと塞がるまでは不安定な状態に変わりありませんので、化粧品が目に入らないよう細心の注意を払いながら、最小限のメイクにとどめるようにしましょう。

まつ毛エクステ、まつ毛パーマはICL手術後1か月は控えるようにしてください。

ICL手術後は目に傷口がある状態で大変デリケートです。
そのため、まつ毛エクステやまつ毛パーマだけでなく、洗顔、洗髪も一定期間控えなければいけません。
目の中に水や汗、汚れや菌などが入るリスクを最小限にするためです。

1か月後の検診で担当医にまつ毛エクステやまつ毛パーマをしても良いか確認するようにしてください。
目の状態に問題がなければ許可がおりることが多いです。