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ICL手術後の運転はいつからOK?運転免許の更新は必要?運転の際に気をつけるべきこと

ICL手術は入院の必要がない日帰り手術ですが、手術でできた傷口が治るまでにはしばらく時間がかかります。その間安静に過ごす必要があり、日常生活にも一定の制限があります。

また、術後すぐに視力が良好になるわけではありません。手術直後は視界がぼやけており、視力は徐々に安定していきます。そのため車の運転が再開できるまでには多少の時間が必要になります。

今回は、ICL手術後の運転はいつから可能なのか、また、ICL手術後に運転免許の更新は必要なのかなど、術後の車の運転に関する疑問に答えていきます。

この記事でわかること

  • ICL手術後の運転はいつから可能なのか
  • 術後の運転の際に気をつけるべきこと
  • ICL手術後に運転免許の更新は必要なのか

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ICL手術後の車の運転はいつからしてもいい?

ICL手術後、いつから車の運転をしても良いかは個々の術後の経過や、手術を受ける眼科やクリニックによって判断が異なります。

翌日の検診で問題がなければ翌日から運転を再開しても良いとするところもありますが、見え方が安定するまで、術後3日〜1週間程度空けた方が良いと判断するところもあります。

いずれにしても手術当日の車の運転はできません。
見え方がまだ安定していないというだけでなく、手術時に散瞳剤という目薬を使用して瞳孔を開いているためです。

車の運転は避け、公共交通機関もしくは送り迎えを頼むようにしてください。
また、車だけでなく自転車での来院も避けましょう。

手術翌日はどのクリニックでもほぼ必ずといっていいほど検診があります。

術後の経過次第では翌日から運転しても良いと医師によって判断される場合もありますが、運転をしばらく控えるように指示される可能性もありますので、少なくとも手術日と翌日の検診日の2日間は公共交通機関等での移動を予定しておいた方が良いでしょう。

ICL手術後の運転再開の目安

  • 術後の経過によっては最短で翌日
  • 術後3〜4日、または1週間後からとするクリニックもある

 

ICL手術後の運転の際に気をつけるべきことは?

術後の経過次第では、早くて翌日から車の運転をしても良いと医師が判断する場合があります。
そのように診断されれば車の運転を再開することができますが、見え方が術前と大きく異なるので慎重に行うようにしましょう。

特に夜間は「ハロー・グレア」という現象が生じることがあると報告されています。
ハロー・グレアとは、光がにじんで見えたり(=ハロ現象)、光の周りにリングがあるように見えたり(=グレア現象)する現象です。

ICL ハローグレア

瞳孔が広がり、レンズ外から光が入りやすくなる夜間に起こりやすい現象のため、手術後、夜間に車を運転する場合は特に注意してください。
対向車の光や街頭の明かりがいつも以上に眩しく見えるなどして思わぬ事故を起こす可能性があります。

ハロー・グレアの症状は通常1週間から数か月程度で徐々に改善していきますが、術後すぐの夜間の運転は可能な限り控えた方が良いです。

また、夜間に限らず、見え方に慣れるまでは長距離・長時間の運転はしないようにし、近場での短時間の運転から慣らしていくようにしましょう。

仕事がタクシーやトラック、バスなどの運転手であるという方は、医師とよく相談の上、仕事への復帰時期を決めましょう。
適切なレンズを選択することでハロー・グレアの症状を軽減できる場合もありますので、事前のカウンセリング時によく相談しておくことも大切です。

 

ICL手術後の運転時の注意

  • 慣れるまでは長距離、長時間の運転は避ける
  • ハローグレアの症状が出る可能性があるため術後すぐの夜間の運転は極力避ける
  • 見え方が安定するまではいつも以上に慎重な運転を心がける

ICL手術の合併症の一つ「ハロー・グレア」について眼科医が徹底解説!

 

ICL手術後の運転免許の更新は必要?

icl手術 運転

ICL手術前にメガネをかけていた方は、ICL手術後は免許証の条件が変更になるため、運転免許証の更新手続きをしなければなりません。
運転免許証に記載されている「眼鏡等」という記載条件の解除申請が必要となります。

手続きをせずに条件違いの状態で運転をすると、道路交通法違反となり、罰則を受けることがありますので注意してください。

ICL手術によって運転免許証の条件が変わる方は、早めに所定の手続きを行いましょう。
申請の際は免許証を持参する必要がありますが、特に費用はかからず、写真や診断書などの提出も不要です。

視力検査に合格すれば条件が解除され、免許証に裏書きする形で更新されます。
そのほか気になる点がある方は、最寄りの警察署か運転免許センターに問い合わせをしてみてくださいね。

 

ICL手術後の運転免許証の更新について

  • 眼鏡をかけていた方は「眼鏡等」という記載条件の解除申請が必要
  • 視力検査に合格すれば条件が解除される
  • 費用はかからず、写真や診断書などの提出も不要

 

まとめ

今回は、ICL手術後の運転はいつから可能なのか、また、ICL手術後に運転免許の更新は必要なのかなどについて解説いたしました。

ICL手術当日、翌日あたりは視界がぼやけますが、徐々に見え方が安定していきます。
日中はほぼ問題なく見えるようになり、普段の生活に支障をきたすことは少ないですが、見え方が安定するまで車の運転には注意してください。

特に夜間はハロー・グレアの症状が出る可能性もあるため、ICL手術後の夜間の運転は普段よりも注意を払った運転を心がけるようにしましょう。

ICL手術前にメガネをかけていた方は、運転免許証の条件の更新が必要となりますので、忘れずに手続きをするようにしてください。

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