ICL手術は高い？実はコンタクトレンズよりコスパがいいって本当？コスト面を徹底比較！

ICL手術は同じく屈折矯正手術であるレーシックよりも費用が高く、高額な手術というイメージをお持ちの方も多いと思います。

現在コンタクトレンズを使用していて、日々のお手入れなどに煩わしさは感じているものの、費用面を考えるとコンタクトレンズを使い続けるほうがいいのではないか…と感じている方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ICL手術の費用相場をご紹介するとともに、コンタクトレンズとどちらが割安なのか、コスト面の比較をしてみました。
ICL手術を受けるか費用の面で悩まれているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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ICL手術の費用相場

ICL手術の全国的な費用相場としては45万円〜70万円前後です。

以下、全国の各クリニックを例に取り、ICL手術の費用がどのくらいに設定されているのか、具体的な金額をご紹介します。

価格は全て税込です。

クリニック名 [エリア]	乱視なし 両眼	乱視あり 両眼
札幌かとう眼科 [北海道]	660,000円	770,000円
佐藤裕也眼科医院 [宮城]	670,000円	700,000円
品川近視クリニック  [東京]	460,000円	560,000円
スカイビル眼科 [神奈川]	600,000円	700,000円
先進会眼科 名古屋 [愛知]	460,000円	592,000円
眼科わじま医院 [石川]	572,000円	638,000円
よしだ眼科クリニック [大阪]	450,000円	580,000円
大内雅之アイクリニック [京都]	748,000円	792,000円
レイクリニック [兵庫]	660,000円	770,000円
望月眼科  [福岡]	616,000円	682,000円

上記の表から10のクリニックの平均を割り出してみると、乱視なし約60万円、乱視あり約70万円という結果になりました。

東京や大阪など、都心部で人が集まるエリアは価格競争が生じるためか40万円台〜と、全国平均と比べて費用が安いクリニックが多い傾向があります。

選ぶクリニックによって費用に差はありますが、ICL手術を受けようと思うと60万円前後はかかるとみておいたほうがいいことが分かります。

ICL手術 VS コンタクトレンズ、コスパがいいのはどっち？

ICL手術は前述したように相場として60万円前後の費用がかかることが分かりました。
自分の大事な目の手術ですから費用は惜しみたくないものの、決して安くはない金額ですよね。

ICL手術をしたいと考えている方の中には「費用が高すぎる」と手術を思いとどまっている方も多いのではないでしょうか。

ここからは、現在コンタクトレンズを使用している方向けに、ICL手術を受けるのとコンタクトレンズを使い続けるコストを比べてみたとき、どちらが割安になるかを考えてみたいと思います。

コンタクトレンズは1日用、2週間用、1か月用と種類があり、中でも最もコストが高くなるのは1日用のコンタクトレンズです。1dayレンズなどと呼ばれます。
乱視用やカラーコンタクトレンズを使っている方はさらにコストが高くなります。

メーカーや種類によって価格は異なりますが、相場としては1dayレンズを1ヶ月使用すると両眼で4000〜5000円ほどかかります。

1ヶ月5,000円(両眼)かかる1dayのコンタクトレンズでコストを算出してみたいと思います。

1ヶ月　 　5,000円
1年　　 　5,000円×12ヶ月＝60,000円
10年　 　 60,000円×10年 =600,000円
13年 　 　60,000円×13年＝780,000円

1ヶ月で5,000円(両眼)かかる1dayコンタクトレンズを10年使い続けると60万円、13年使い続けると78万円かかることが分かります。

両眼で5,000円もかからないレンズを使っている、という方のために別の価格でも計算してみましょう。
同様に1ヶ月で2,500円(両眼)の1dayコンタクトレンズで算出してみると、20年使い続けると60万円、26年使い続けると78万円かかります。

厳密に言えばコンタクトレンズの費用だけでなく、関連するケア用品やコンタクト処方時の検診代等も考慮するとより費用がかかるでしょう。

ICL手術は安いところで45万円、平均で60万円前後となっていますので、コンタクトレンズを10年以上使い続ける場合、ICL手術費用よりもコストがかかるということになります。

一度伸びてしまった眼軸は元に戻ることはないため、手術をしない限り近視が自然に治っていくということはありませんので、現在コンタクトをしている方は大抵の場合10年以上は使い続けることになるのではないでしょうか。

ICLは1回の手術だけで、レンズを入れ替えたりメンテナンスをする必要もなく半永久的に見え方を持続させることが期待できる点から、コンタクトレンズを使い続けるよりもコストパフォーマンスが高いと考えることができるでしょう。

コンタクトレンズは1か月あたりの負担はそう大きくなく、長期的に見てやっとコストが大きいことがわかるものです。

ICLは手術を受ける時に一時的に高額な費用がかかるので負担が大きいと捉える方が多いと思いますが、長期的に見るとコストを抑えることができるのです。

クリニックによっては現金だけでなく、クレジットカードやメディカルローンが使えるところも多く、自身の要望に合わせて支払いのスケジュールを調整することができるので、手術を検討している方はそういった支払い方法が柔軟なクリニックを選択するのもオススメです。

まとめ

今回は、ICL手術の費用相場について、そしてコンタクトと比較した場合割安なのか、コスト面を比較してみました。

現在コンタクトレンズを使用されている方のほとんどが、少なくとも1年間で数万円のコストがかかっているはずです。
5年、10年と長期的に見ると、ケア用品や処方時の検診代等を合わせてかなりの金額になると予想できます。
ICL手術は基本的に一度の手術で済み、レンズを入れ替えることなく視力を回復できるので、長期的にみるとコンタクトレンズよりコストパフォーマンスが高いと考えられます。

手術費用としては決して安い金額ではありませんが、コンタクトレンズを今後10年以上使用し続けることを考えると費用面でも有効な選択と言えるでしょう。

ICL手術の流れやメリット、デメリットなどについて詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてくださいね。

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