ICL手術は、目の中に小さなレンズを挿入することで視力を回復する屈折矯正手術として注目されていますが、術後の過ごし方にはいくつか注意点があります。
術後の過ごし方の中で「お酒はいつから飲んでもいいのか」という疑問は、多くの方が気になる点ではないでしょうか。
そこで本記事では、ICL手術後の飲酒について、知っておくべきポイントを詳しく解説いたします。
この記事でわかること
- ICL手術後に飲酒しても良いのか
- ICL手術直後に飲酒するのが良くない理由
- ICL手術後何日くらいお酒を控えるべきか
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ICL手術直後に飲酒しても良いの?手術直後に飲酒するのが良くない理由
ICL手術の直後は飲酒を控えるようにと医師から指示があることが多いです。
ICL手術は角膜を3mm程度切開してレンズを挿入する手術です。
小さいといえど目の中に傷がある状態であるため、術後は安静に過ごす必要があります。
ICL手術直後に飲酒をするのが良くない理由は、傷の治りが遅くなったり、炎症が強くなる可能性があるためです。
さらに、お酒を飲むと血行が良くなることで目の周辺がかゆくなったり、充血や腫れを引き起こす可能性があります。
また、酔った状態では判断力が低下するため、無意識に目をこすってしまったり、洗顔や入浴など術後に避けるようにと言われている行動をうっかり取ってしまう可能性もあります。
こうした行動は傷の治癒を遅らせるだけでなく、視力の回復にも影響を及ぼす恐れがあります。
傷の治りや視力の安定のためにも、手術当日はもちろん、術後数日間はアルコールを控えるようにしましょう。
医師の指示に従い、慎重な術後ケアを心がけることが大切です。
ICL手術後何日くらいお酒を控えるべき?
ICL手術後2〜3日目までは飲酒を控えることが推奨されています。
術後の経過が順調であれば比較的早い段階で日常生活に戻っても良いと判断されますが、目の中にできた傷や視力が安定するまでにはある程度の時間がかかります。
そのため、少なからず体調に影響を与える可能性があるアルコールは控えるに越したことはありません。
また、クリニックによってはより慎重を期して、1週間程度は飲酒を控えるよう指導されることもあります。
体質や手術後の回復状況によっても適切な期間は異なるため、術後の診察で医師の指示に従うことが大切です。
さらに、手術前日や当日も飲酒は避けましょう。
手術直前まで視力や眼圧などの検査が行われるため、二日酔いなどの体調不良があると、正確なデータが得られない可能性があります。
手術を安全に受けるためにも、前後数日はアルコールを控え、体調を整えて臨むことが大切です。
まとめ
今回は、ICL手術後の飲酒について、知っておくべきポイントを詳しく解説いたしました。
ICL手術後の飲酒については「いつまで控えた方が良いのか」「飲酒によって術後の回復にどんな影響が出る可能性があるのか」を理解しておくことが大切です。
手術直後は非常にデリケートな状態のため、アルコールによる体への影響を軽視しないようにしましょう。医師の指示に従い、術後の過ごし方には十分に注意を払うようにしてくださいね。
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