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レーシック手術を検討中の方必見!レーシック手術を受ける前に知っておくべきこと3つ

近視や乱視をはじめとする屈折異常を矯正する方法として知られるレーシック手術。
レーシック手術を受けることで、メガネやコンタクトレンズを使用する生活から解放され、裸眼で自由な生活が送れるようになることが期待できます。

しかし、レーシック手術にはいくつかの注意点やリスクがあります。
レーシック手術を受ける前にしっかりと情報を収集し、理解した上で手術を選択することが大切です。

そこで今回は、レーシック手術を受ける前に知っておくべきポイントを3つまとめて解説いたします。レーシック手術が適応にならないケースや、手術のリスクについてまで役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

この記事でわかること

  • レーシック手術の内容
  • レーシック手術が適応にならないケース
  • レーシック手術のリスク

 

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レーシック手術を検討中の方必見!レーシック手術を受ける前に知っておくべきこと3つ

レーシック 手術 ポイント

近視をはじめとする屈折異常を矯正する手術の一つ、レーシック。
レーシック手術は世界中で普及しており、視力回復が早いなどメリットも大きいため、手術を検討している方も多いのではないでしょうか。

ここからはレーシック手術を検討中の方向けに、レーシック手術を受ける前に知っておくべきことを3つの項目に分けて解説したいと思います。

1:レーシック手術の内容を知ろう!

レーシック手術は屈折異常を矯正するためのレーザー治療の一つで、近視や乱視、遠視などを治療するために行われます。
角膜にエキシマレーザーと呼ばれるレーザーを照射し、角膜の形状を変えることで光が正しく網膜上に焦点を結ぶようにする手術です。

角膜は目に入ってくる光を屈折させ、網膜に像を映す役割を持っていますが、角膜に屈折異常が生じていると網膜上に焦点が合わない状態になります。
そこで、レーザーで角膜を削り、角膜のカーブを変化させることで光の屈折率を調整し、網膜上に焦点が合うようにして視力を改善するという仕組みです。
網膜上に焦点が合うようにすれば、はっきりとクリアな見え方になります。

レーシック手術の費用相場は15〜30万円前後手術時間は両眼で10〜20分程度と短く、入院の必要もありません。

レーシック手術は一般的に点眼による局所麻酔を行います。
麻酔が効いた状態でレーザーを照射するため、レーザーが当たる感覚や痛みなどはほとんどありません。
視力回復が早く、早いと翌日には視力の回復が感じられます。術後1ヶ月程度で視力が安定し、メガネやコンタクトレンズ不要の快適な日常生活を送れるようになることが期待されます。

麻酔が切れた後の術後数時間はゴロゴロとした異物感や軽い目の痛みなどがある場合がありますが、ほとんどの場合時間が経つにつれて症状が治まり、翌日には気にならなくなります。
とはいえ術後の目は回復段階でデリケートな状態であるため、医師の指示に従って経過観察を行いましょう。

2:レーシック手術が適応にならない人もいる

レーシック手術は視力回復が早く、理想的な屈折矯正治療ではありますが、手術を受けられない人もいます。

ここからはレーシック手術の適応条件を元に、手術を受けられない可能性があるケースをご紹介いたします。

①重篤な全身疾患や眼の病気がある

糖尿病や膠原病など重篤な全身疾患をお持ちの方や、白内障、緑内障、円錐角膜などの目の病気をお持ちの方はレーシックが受けられないことがあります。

また、向精神薬など精神系の薬を内服されている方は、瞳孔の大きさや、焦点を調節する機能に関わる自律神経に変調を来している場合があるため、医師による慎重な判断が必要になります。

いずれにしても症状が軽度な場合や手術に問題が生じない場合など医師の判断によって手術が受けられることもありますので、まずは主治医と手術を受けるクリニックの眼科医に相談するようにしましょう。

②角膜の厚みが足りない

レーシック手術は近視をはじめとする屈折異常を矯正するために角膜をレーザーで削る手術であるため、角膜の厚みが十分でない場合は受けられないことがあります。

近視や乱視が強いと角膜を削る量が多くなるため、角膜の厚みが不足している場合は不適応となります。
角膜の厚みが十分でないのに削りすぎてしまうと術後の視力が安定しない、角膜が変形するなどのリスクが高まります。
レーシック手術後に一定の角膜厚を残すことが重要であるため、角膜の厚みが足りない方は適応外となるのです。

近年ではより薄いフラップを作成し、角膜を多く残すことができる手術も登場するなど技術が進化しているため、レーシックの種類によっては手術を受けられる可能性もあります。
角膜の厚みが足りないと診断された場合は、角膜の厚さに左右されないICL手術をはじめとする他の視力矯正方法を勧められるでしょう。
ご自身の目の状態、そして長期的に健康を維持するためにも適切な治療法を選ぶことが大切です。

そのほかにも角膜の形状が不適合な場合は手術ができない場合もあります。
適応検査・精密検査を受け、医師の判断を仰ぎましょう。

③未成年の方(18歳未満)

レーシック手術には年齢制限があり、18歳未満の未成年の方は手術を受けることができません。
未成年の方は近視が進行中・今後進行していく可能性があり、多くの場合視力が安定していないためです。

④妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中の方は視力が安定せず、レーシック手術を受けることができないと判断される場合があります。
ホルモンの薬を服用している場合もレーシック手術が受けられないことがあります。
いずれもホルモンバランスの影響で視力が安定せず、正確なデータが取れない可能性があるためです。

また、レーシック手術は術中及び術後に点眼薬を使用します。
微量ではあるものの体内に吸収され胎児に影響する可能性が少なからずあるため、妊娠中の方、授乳中の方は手術を受けられないと判断されることが多いのです。
授乳中の方の場合は一定期間授乳を中止することができる場合は手術が可能と判断される場合もあります。

3:レーシック手術のリスク

レーシック手術は国内外で症例数が豊富で研究・改良も年々進んでおり、比較的安全性の高い手術ですが、他の外科的手術と同様、リスク自体は0ではありません。
合併症や後遺症などが残るリスクがあり、手術を受ける前に医師からの説明もしっかりと受けて理解しておく必要があります。

主な合併症としては感染症や角膜混濁、ケラトエクタジア(角膜不正乱視)、角膜拡張症(角膜突出)などが挙げられます。
感染症は感染対策が適切に行われていれば基本的に避けられるものであり、感染症に伴って生じる角膜混濁も起きるケースは非常に少ないとされています。

後遺症としてハロー・グレア現象、ドライアイがあり、近視戻りの可能性も指摘されています。

いずれも医師の指示を仰ぎ、適切に対処すれば大事には至らないことが多いものの、起きる可能性があるということは十分に理解をした上で、術後の定期検診は医師の指示通り欠かさず受けるようにしましょう。

また、目の異物感や違和感などを感じた場合には検診日かどうかに関わらず速やかに医師の診断を受けるなど、万一合併症等の症状があらわれた際すぐに対処できるよう意識を高く持っておくことが大切です。

まとめ

今回は、レーシック手術を受ける前に知っておくべきポイントを3つ解説いたしました。
レーシック手術がどのような手術なのか、適応条件や、レーシック手術のリスクにはどのようなものがあるのか、理解いただけたことと思います。

もちろん今回ご紹介した内容は、実際にレーシック手術を受ける眼科やクリニックでもしっかりと説明があると思いますので、医師の説明にもきちんと耳を傾け、わからないことがあれば手術前に納得いくまで質問をしておくようにしましょう。
大切な目の手術ですので、メリット・デメリットや注意点などしっかりと理解した上で臨むようにしてくださいね。

レーシックとICL手術の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく知りたいという方はこちらの記事もご覧ください!
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