サッカーなどのスポーツをしている方で、視力矯正のためにICL手術を検討しているという方も多いのではないでしょうか。
ICL手術は視力回復の新しい選択肢として注目されており、コンタクトや眼鏡が不要になり裸眼で快適に過ごせるようになるという大きなメリットがあります。
ただ、サッカーのように接触や転倒の可能性があるスポーツをする人にとっては、リスクや術後の注意点が気になるところですよね。
そこでこの記事では、サッカーをする方にとってICL手術は適しているのか、また、リスクや術後の注意点などを詳しく解説いたします。
この記事でわかること
- サッカーをする人がICL手術を受けても大丈夫か
- 接触や転倒の際のリスクについて
- ICL手術後の注意点
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ICL手術がスポーツにも向いている理由
ICL手術とは、小さなレンズを目の中に挿入することで視力を矯正する手術です。
角膜を削るレーシックと異なり、レンズを挿入するだけなので、レンズを外すことで元の状態に戻すことも可能であり、比較的近視戻りも少ない手術として注目されています。

- 角膜を削る必要がなく適応範囲が広い
- 基本的にレンズが目の中でズレたり外れたりすることはない
- コンタクトレンズのようにケアやメンテナンスの必要がない
- レーシックに比べてドライアイになりにくい
- 紫外線カット機能を持つレンズもある
- 必要に応じてレンズを取り出し元の状態に戻すことも可能
こうしたメリットがあることから、日常的に運動を行うアスリートやスポーツ愛好家にとってもICL手術は非常に魅力的な選択肢となっています。
サッカーのように接触や転倒のリスクがあってもICL手術を受けられる?
日常的にサッカーをされる方や、プロとしてサッカーをプレーしているアスリートの方はICL手術の適応検査をクリアしていればICL手術を受けることができます。
とはいえ、サッカーも他のスポーツと比べてプレー中に激しい接触をしたり転倒する可能性が高く、頭や顔に強い衝撃を受けるケースもあります。
ICLレンズは日常生活や軽い運動程度ではレンズがズレたり外れたりする心配はありません。
また、レンズは生体適合性の高い素材でできており、柔らかい素材であるため、目の中で割れる心配も基本的にはないと言えます。
ICLレンズは虹彩の後ろに固定されており、外部からの衝撃に対する耐性も比較的高いですが、あまりにも強い衝撃を受けた場合、レンズがズレる可能性は0ではありません。
サッカーでよくあるプレーとしてヘディングがありますが、ヘディングでICLレンズがずれる可能性は非常に低いです。
頭部にかかる衝撃が原因でレンズがずれることは非常に稀ですが、こちらもリスクが0とは言えませんので、万一レンズ偏位(レンズがずれる)が起きた際はすぐに病院を受診しましょう。

ICL手術後にサッカーに復帰できるタイミングは?
ICL手術後、視力は比較的早く安定しますが、切開創が治るまでは運動や日常生活に一定の制限があります。
ジョギングなどの軽い運動は術後2週間くらいで可能になりますが、サッカーなどの球技は術後1ヶ月は控えた方が良いでしょう。
◆日常生活における制限
デスクワーク |
洗髪 |
洗顔 |
化粧 |
運転 |
シャワー |
入浴・プール |
カラコン |
飲酒 |
たばこ |
軽い運動 |
汗を伴う運動 |
◆スポーツに関する制限
- 術後2週間〜:ジョギング、ゴルフ、ヨガなど
- 術後1ヶ月〜:サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、バトミントン、野球、水泳、ダイビング、スキー、スノーボード、筋トレなど
上記はあくまで目安になります。
傷の治りや視力の回復には個人差があるため、術後のスポーツなどへの復帰時期は医師の判断を仰ぐようにしましょう。

まとめ
今回は、サッカーをする方にとってICL手術は適しているのか、また、リスクや術後の注意点などを詳しく解説いたしました。サッカーをはじめ、スポーツをする人にとってICL手術は非常に魅力的な視力矯正の選択肢です。
激しい運動や接触があるスポーツでも、術後の注意点を守れば安全にプレーを続けることができます。
裸眼でのプレーはストレスが減り、集中力やパフォーマンスの向上にもつながります。
視力に悩むサッカー選手や、日常的にスポーツをされる方はICL手術を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
ICL手術の流れや費用相場、メリット・デメリットなどについて詳しく知りたいという方は以下の記事もぜひご一読くださいね。
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